(連休は富士山の近くの民宿でアルバイトするね♪)
大学新入生の娘からメールが届いていた。
もうすでに自由を謳歌しているようである。
アルバイトで思い出したのだが・・・。
ワクの学生時代の友人の一人に
決してアルバイトをしない人物がいた。
学生時代とは労働が免除される貴重な時代である。
そんな恵まれた時代にアルバイトするのは馬鹿だ。
これが彼がアルバイトをしない根拠だった。
彼の実家が裕福で仕送りがたっぷりあるわけではない。
ワク同様に貧乏学生でいつも金がないことは一緒なのだ。
だけど彼はアルバイトをしない。決して時間の切り売りはしない。
食欲と物欲にたけたワクは剣道の稽古以外はアルバイト漬けだ。
現金がなくてもいつの間にかどこからか算段してきたり
なくても楽しく面白く行こうというのが彼の方針である。
ワクはいろんなアルバイトをして多くのことを学んだ。
だけどみんながアルバイトにあたふたしていた時に
彼の一種の潔さに感心したことも事実である。