「母親の体調がよくないので早く帰ってほしい」との
父親の求めに応え今回は8泊9日の長い帰省だった。
帰省の前日が父親の妹のご主人(ワクの叔父)のお葬式だったため
実家はばたばた。亡くなった叔父も残った叔母も認知症なのだ。
子どももいなかったのですべて兄弟の仕事だ。
とくに叔母の妹がまいにち姉の面倒を見ている。
父親は今月で88歳。10年以上も前に足を悪くして
いらい一日中テレビの前に座って新聞を読んでいる。
母親は来月で84歳。家事以外に畑仕事や買い物
集落の仕事(大掃除など)すべて一人でやりくり。
母親の体調じたいはそれほど悪くもなく
ようは気持ちの問題だったのだろう。
とくに今回は結婚したワクの娘夫婦も来るというので
その前に家の内外をきれいにしたかったのだと思う。
(残念ながらご主人のインフルエンザで来れなかった)
ワクといえば両親が生きている限り子ども気分で
還暦というのにわがままで気ままな性格は治らない。
ただ8泊9日の今回の長い帰省でしんみり感じたことは
あと5年もこの(二人の)生活は続かない。ということ。
母親がいなくなれば父親は一人では生活することができないし
父親がいなくなれば母親も一人では生きていけないだろう。
そうするとワクが実家に帰らなくてはならない。(この項。続く)
それにしても杖なしでは歩けない
ひとりで靴下を履くことができない。
そういう高齢者になんで免許の更新ができるの?