ワクは日本の歴史のなかでは吉田松陰という人物が好きで
ヨーロッパに目を向けると古代ギリシャのソクラテスが好き。
この二人。時代も場所も違うのによく似ている。
二人とも時の権力者によって死刑になった。
二人とも一本気で純粋で熱血漢である。
二人ともよき教育者であり優秀な弟子を育てている。
松陰は高杉晋作などの幕末の志士。
ソクラテスはプラトンなどの哲学者。
二人とも身分を問わず学びたいものは
師弟関係というより仲間として受け入れた。
ソクラテスは死刑が確定し妻が「無実の罪で死ぬなんて!」と嘆いた時も
「じゃあ僕が有罪で死んだほうがよかったのかい?」と答えたらしい。
吉田松陰もまたこんな言葉を残している。
法律をやぶったことについてのつぐないは死罪になるにせよ
罪に服することによってできるが、もし人間道徳の根本義をやぶれば
誰に向かってつぐなえるか、つぐないようがないではありませぬか。
なんか二人ともついていけない気もするけれどそこが魅力なのだ。