というわけでワクの浪人生活が始まった。
今と違って浪人が溢れていた時代である。
自由な時間がたっぷりあって楽しく過ごした。
なぜか次の年から共通一次試験がスタートした。
共通一次試験の試験会場はワクの住んでる街から遠かった。
そこで浪人仲間は試験の前の日からホテルに泊り込んだ。
で。もちろん若い男の子たちの集まりだ。
試験前日といえどもおとなしくはしていない。
夕食は焼鳥屋で取りそのまま2次会へ。
(当時はカラオケボックスもなかった)
充分に酔っ払って(!)ホテルに帰ったのだが
一人が「財布を落とした」と青い顔である。
もちろんそこから探しに行く気はなく
その友人は失意のうちに試験を受けた。
そして彼だけが2浪の道を歩むことになる。
それにしても後1日が我慢できないのが若さなのだろうか。
一人2浪の道を歩んだ人物は後に国立大学の准教授となり
教え子をすてきな奥様にし教授を目の前にして5月に亡くなった。
ワクにとって今年の一番つらい出来事である。