りびいさんのところで『おおきな木』の村上春樹訳が出たのを発見。
さっそく図書館にリクエストした(先週の朝日の書評でも発見)。
結論から言うとワクは村上訳の方がぴったり合う。
原文に忠実(たぶん)だと思うしとても自然だ。
旧訳でしっくりいかなかった部分がこんどはぴったりはまる。
たとえば(happy)を「うれしかった」と訳してあったのが
村上訳では「しわせでした」と訳していてこちらの方がいい。
なにより木(sheで受けてる)を女性(母性)として表していること。
これでワクはようやくこの物語が収まるところに収まったというか
これまでずっと宙ぶらりんになっていた物語が完結したという感じで。
とても納得できた(ような気がする)。
もちろんまだまだわからないんだけれど。
原題の(The Giving Tree )は旧訳にならい
新訳でも題名を『おおきな木』としている。
これは村上春樹の旧訳者である本田錦一郎氏への
最大の敬意の表し方ではないかと思ったりする。