学校や職場や地域で「極端な困った人」に出会うことが時にある。
とんでもない場違い行動をする人やあまりにも空気が読めない人だ。
相手や周囲の気もちが読み取れず言葉通りの解釈しかできない。
コミュニケーションが苦手で臨機応変な対応とかが困難である。
「常識知らずな人」「身勝手な人」「協調性のない人」そう思われている。
こういう人が診察を受けると<アスペルガー症候群>と診断される。
「いつも問題ばかり起こしている人」と白い眼で見られるより
診断を受けて自分が障害であることを認め周りにも認めてもらう。
それが一番いい方法だとワクはふだんからそう思ってる。
ところが本人や家族にそれを認めさせるのが難しい。
診断がつけば治療プログラムを受けられるし
周りもやさしく温かく接してくれるのだけど。
この認めさせる役(専門医の受診を勧める役)を
こともあろうかワクが仰せつかった(なんでワクが!)。
だけど最後までワクはその話を切り出せなかった。
相手にまったく自覚がないからものすごく難しいのだ。
結局この件は未解決のまま残されワクの悩みだけが続くのだった。