小説にせよ映画にせよ他人の好みが自分と合うとは限らない。
信頼のおける知人が一生懸命に勧めてくれた小説が
汗かきかき数ページ読んで放り出すこともよくある。
たとえば映画の『タイタニック』を見に行った時
ほんの数分でワクは泣き出しそうになった。
なにが悲しくてお金を払って見なくちゃいけないのかと。
もちろんこれはデカプリオのせいでもなんでもなくて
ワクと『タイタニック』の相性が悪かったということだろう。
逆に今夜NHK・BSである『カッコーの巣の上で』は
完全にワクのツボにはまった映画である。
出会った時の年齢や状況がぴったりとマッチしたのだろう。
今でもワクの<映画ベスト1>の地位を保ち続けている。
ベスト2の『自転車泥棒』はこれまたマイナーなんだけど
ベスト3は言わずと知れた『ローマの休日』なのだ。