この春に幼稚園の年中さんになる知人の息子さん。
美味しそうにビスケットを食べている。
「美味しい?」と聞くと「美味しい!」と嬉しそうに答える。
「いいね~!」とワクが言うと「欲しい?」と訊ねてくる。
「欲しい!」と大げさに言うと「あげる!」と微笑む。
そして自分の残りの丸いビスケットを持ち出す。
やっぱり子どもっていいよね~~~。
まん丸のビスケットをふたつに割ってくれる。
そしてまたふたつに割ってまた割って
さらにふたたび器用に割って・・・。
ビスケットの小さなかけらがワクの手のひらに。
((ありがとう!))お礼を言っていただく。
大切なビスケットである。心からありがとう。
ふと気がつくと年子の妹さんが横にいる。
お嬢ちゃんもワクに「どうぞ^^」と言う。
その手のひらにはビスケットの粉が・・・。
ワクは人差し指をぺろっと舐めて差し出した。