9月も月末というのに福岡は暑い日が続いている・・・。
息子は昨日も今日も2リットルの水筒を飲み干してきた。
たとえば料理人になりたい若者がここにいるとする。
高校を卒業して調理専門学校に進む道がある。
専門学校で調理の基本から学んで行く。
包丁の持ち方から研ぎ方まで・・・。
和食。洋食。中華。歴史や文化。
煮物・焼き物・揚げ物・蒸し物。
合理的に筋道立てたカリキュラムである。
それだけの授業料はちゃんと払ってるのだ。
だから就職もしっかり面倒見てもらおう。
それこそまっとうなギブアンドテイクである。
もうひとつの方法は師匠に弟子入りする道だ。
この場合はなにひとつ技術も知識も持たないまま
いきなりお店という現場に飛び込んでいくことになる。
包丁も持ったことがない若造が出来るのは
せいぜいトイレ掃除や窓拭きくらいだろう。
もちろん給料などまともに出るはずがない。
彼はぜんぜん戦力にならない邪魔者なのだ。
それでも若者は少しずつ覚えていくだろう。
掃除の仕方。おしぼりの出し方。ビールの運び方。
お皿や鍋の洗い方はしっかり教えてくれるに違いない。
そのうち包丁の持ち方を師匠は教えてくれるだろう。
母親も知らないお米の美味しい研ぎ方も教えてくれる。
そこまでにどれだけかかるのだろうか。
親方と弟子の二人三脚の日々。
若造が一人前になる道のりである。
息子のおかげで知らなかった世界を知ることが出来る。
この内容(徒弟制度)はこれからも続けていきたい。
他人の褌で相撲をとるというものだけど
息子は他人じゃないし苦労かけられてるし。
せめて記事のネタくらいは提供してもらおう。