熊本市の慈恵病院が「こうのとりのゆりかご」
(通称赤ちゃんポスト)を開設して10年経った。
親が育てられない子どもを匿名で受け入れ
それによってこれまで125人の命が救われた。
ワクはこの取組みを始めた理事長の講演を聴いたことがある。
それが縁で同じテーブルで食事をしながら話を聞いたこともある。
そこで感動したのがこの先生がもつヒューマンな志である。
不自由な体をおして世界の里親制度や児童福祉を熱く語られた。
この赤ちゃんポストには疑問・批判も多い。
たしかにそれはそれでもっともだと思う。
しかしこれによって消えたかもしれない命が
救われたという「事実」は限りなく重い。
慈恵病院の取組に敬意を表すとともに
この制度が少しづつ広がればいいと思う。