待機児童をどうする。保育所が足りない。そう言われる。
たしかにそうだ。早くなんとかしなくてはならない。
だけどスウェーデンでは0歳から保育園に子どもを預ける家庭はない。
父親と母親をあわせて480日の育児休暇(産休とは別)が取れるからだ。
そのうち390日は休暇以前の給与の80%(!)が支払われる。
スウェーデンに限らず北欧の国はほとんどが共働き家庭である。
ユニークなのは480日を父親と母親でシェアしなくてはいけない。
つまり母親だけで480日を取ることはできない仕組みなのだ。
というわけでスウェーデンの父親の育休の摂取率は90%。
少子化。待機児童。子どもの貧困。先進国最低の公的教育費。虐待。
日本の子どもをめぐる状況はとても深刻でしかも酷くなっていく。