少子化こそ日本の最大の課題だといい続けてるけど。
今日は保育士不足問題について声を大にして言いたい。
待機児童がらみで保育士不足がさかんに取り上げられる。
保育士の人数が都会でも地方でも絶対的に足りないと。
だけど問題はもっと(ものすごく)深刻なのだ。
保育士の基準はこうだ。一人の保育士がもてる子ども数。
0歳児3人。1・2歳児6人。3歳児20人。4・5歳児30人。
0歳児クラスに6人の子どもがいたら2人の保育士が必要で
9人の子どもがいたら3人の保育士が必要という意味だ。
想像してほしい。9人の0歳児に3人の保育士ということは
三つ子を抱えた母親3人がひとつの場所にいるのと同じ(!)
そして1歳児6人を一人で面倒見なくてはいけないのだ。
保育士の過重負担と保育の質の低下の要因はここにある。
よそはどうか。よく引き合いに出される北欧を見てみよう。
スウェーデン。働ける国民のほぼ100%が働いている。
子どもは1歳半頃まではほとんど家庭で育てられる。
産休中も給与の80%が支給されるからみんな産休をとるのだ。
母親が1年の産休を取り父親が半年の育休を取るといった具合に。
2歳になると保育園に預けるが保育士の子ども数は次の通り。
保育士一人あたり2歳児6人。3歳児6人。4歳児6人。5歳児6人。
たしかに2歳児は日本と同じだがそのあと年長まですべて同じ割合だ。
日本の4歳児が30対1の保育を受けているときにスウェーデンでは6対1。
長くなってきたので今日はこのへんで。この件なんどでも。