STAP細胞論文の騒動を見ていて思い出したことがある。
サッカーの南アフリカワールドカップのヨーロッパ予選でのこと。
フランス代表のアンリがハンド(故意に手を使う)したのだが
審判が反則に気づかずそれがきっかけで点が入ってしまった。
テレビではまことにもって鮮明に映っていたため
アンリとレフリー(審判)が批判にさらされた。
なにせこの1点でフランスは本大会出場を決めたのだ。
STAP細胞論文もこれと同じ。レフリー(論文査読者)のミスである。
博士論文のコピペ等は論外だが今の博士論文はかつての修士論文。
今の修士論文はかつての卒業論文レベルと考えれば納得もいく。
それにしてもネイチャーレベルのレフリーがどうしてこんなことに。
今ごろ頭を抱えて落ち込んでいるであろう姿が容易に想像できる。
というのはワクもじつは同じようなことがあって。
ワクはある賞の選考委員を務めてるんだけど。
あ。一般には知られてない業界内の賞ね。
で。その賞の選考会は毎年東京であるんだけど
なぜか南の選考委員から発言するのが慣例なわけ。
だから九州から来たワクはいつもトップバッターなわけ。
ものすごくプレッシャーなのね。一番目に発言するの。
ある年のこと。トップバッターのワクが推薦した人の業績を
ワク以外のレフリーたちがけちょんけちょんにけなして。
最終的にノミネートされた中では最低点に(とほほ)。
東京まで出て行って大恥かいて帰ってきたという。
ほんとなにもなければなにもない。
なにかあれば非難にさらされる。
レフリーも大変なのだ。