先週の天草出張の時のこと。
小学校低学年の女の子が横断歩道を渡っていたんだけど
右手をぴしっと伸ばして上げてとてもすがすがしかった。
今どき街で手を上げて横断歩道を渡る子は少ないだろうし
たとえ上げてもひじの折れた中途半端な上げ方である。
ワクは声が大きいのでよく宴会最後の万歳の音頭をとらされる。
この万歳の仕方を自衛隊を退官した剣道家からかつて教わった。
ひじの折れ曲がった手のひらを相手に向けた万歳・・・。
これは万歳じゃなくて「降参」ないし「お手上げ」とのこと。
気をつけの姿勢からそのまま手を前から頭上に上げる。
手のひらは内を向き肩幅のままひじをまっすぐに伸ばす。
その手が上がった時に右足を半歩前に踏み出す。
唱和の時は全員が心をひとつにして声高らかに行う。
それを3回繰り返して正式の万歳三唱は完了である。
明治12年(1879年)4月1日に施行された
太政官布告第168号に定められてるとのこと。
ただしこれにはもうひとつオチがある。
じつはこの太政官布告は<偽文書>らしい。
ちゃんと4月1日のエイプリルフールになってる。